見てわかる社会生活ガイド集/編著・編集企画プロジェクト
本で学べること!
- 「人柄」や「生活スタイル」を4つのタイプに分けることで、課題解決のヒントにつながります。
- 6つの社会生活側面から課題背景のヒントを得ることができます。
本がオススメの人!
知的障害、発達障害のある人の家族、医療、福祉などの支援者
本で目の前の課題、将来の課題が予測できるようになる
- 知的障害、発達障害のある人の陥りやすいリスクサンプルを通し、課題の背景が見えるようになり回避できる。
本を読んで思ったこと
この本の素晴らしさは、なんと言っても6つの社会側面と知的障害、発達障害のある人を4つのタイプに分け活用しやすくなっていることです。
知的、発達障害のある人の特徴をとらえていれば、目の前の課題と予測できる課題も一緒に、解決へ向かわせることが容易になります。
実際、いつも足りていないのは、知的、発達障害のある人の周囲にいる人の観察力です。言語化できないだけで、心身に大きな負担になっていることもあります。
これらの状況を改善するには、周囲が見守り、観察力をつけるしかありません。
課題が噴き出す時は、心身の健康が作用しており、聞き取りをすれば複雑な要因が絡まっていることがわかります。本を参考に、知的障害のある人の状況を確認する手立て、ヒントにつなげてほしいと思います。
まとめ
2013年に出版された「見てわかる社会生活ガイド集」は、時間が経過した今も、ヒントになる要素が満載です。
地域によって福祉がどこまで連携しているのか?は、温度差を感じますが、主体となる本人と家族や地域の人の助けによって、様々な課題をクリアできると思います。
- 6つの社会生活側面(①人との関係②健康③お金④安全⑤住まい⑥その他)に分け、リスクのサンプルを確認
- 「人柄」や「生活スタイル」を4つのタイプに分けて、知的障害、発達障害のある人の社会生活を支える
知的障害、発達障害のある人の人生も、良い時もあれば悪い時もあります。お互い様で人生の課題を乗り越えて楽しい時間に変えてゆければと思います。