この記事は、知的障害のある人の一人暮らしについてお伝えします。
知的障害のある人も、支援があれば一人暮らしできる?
知的障害のある人は、一人暮らしができるのでしょうか?
令和3年度に、グループホームにいる障害者が一人暮らしをすることができるかどうかの調査が行われました。調査の結果、なんらかの支援があれば一人暮らしが可能であると、事業所側が回答しています。
グループホーム利用者の一人暮らし等の実現可能性(事業所調査)※全国10,825事業所が対象。回答は3,493事業所(回答率32.3%)■すぐに可能、またはグループホームでの一定期間の支援があれば可能と思われる(事業所職員見立て)18.1%
ぜんち共済オンラインセミナー20220511
一人暮らしが可能な「なんらかの支援」とは?
何らかの支援とは、生活を支える福祉制度や親、公的支援ではない私的なつながり等を含む支援のことです。今の制度では、地域生活支援事業、日常生活支援事業、居宅介護支援(ヘルパー)、重度訪問介護制度などが利用できます。
地域の福祉課窓口へお問い合わせ下さい。
また、一人暮らしがしたいと願う障害のある人が、グループホームにいる現実も、私たちは知っておく必要があります。どこまで本人の希望に添えるか?の視点、大切にしたいですね。
「一人暮らしの家計簿」から見る ひとり暮らし
わたしたちこんなふうに暮らしているよ♪には、3人の登場人物の暮らしの様子を知ることができます。
イメージしやすい図式やイラストで無料でダウンロードできますので、ぜひ活用ください。
「第6章 このくらいのお金がかかっています」では、具体的な家計収支も出ていました。
イメージできる具体的なお金の流れになっていますので、ぜひ目安に!!
無料でダウンロードできますので、ぜひ。
知的障害のある人の自立生活は「知恵」の支援が重要!
知的障害のある人の自立生活には、「知恵」の支援が必要とありました。以下引用します。
ほかの人の「手足」が必要だった身体障害者の自立生活とは異なり、ほかの人の「知恵」の支援を必要とする知的障害者の自立生活は、本人の意思決定との繋がりから、1日のスケジュールの決め方にも難しい問題をはらんでいます。
わたしたちこんなふうに暮らしているよ♪
確かに。
知的障害のある人の自立生活は、親や支援者側の「知恵の支援」が必要です。そのことを私たち家族は、特に知っておく必要がありますね。
【参考】障害のある人の一人暮らしレポート
一人暮らしをしている障害のある人のインタビューと取材レポートをご紹介します。
一人暮らしがイメージしやすいのでおススメ!
沖縄県中部地区障害者就業・生活支援センター花灯さんの一人暮らし動画
中部地区障害者就業・生活支援センター花灯さんの一人暮らしインタビュー動画(2022/02/18)です。
重度知的障害と自閉症のある人を尊重し、リスク回避を行うパーソナルアシスタント
重度知的障害と自閉症のある岡部亮佑さんの一人暮らしレポートを紹介します。北欧やイギリス・カナダなどで一般的なパーソナルアシスタントを自立生活センターが行っています。
重度の知的障がいと自閉症をもちながらも、都内でアパートを借り、1人暮らしをする岡部亮佑さん。自分らしい生活ができる理由は、公的な制度の利用に加え、本人の自己選択に基づき、24時間体制でサポートするパーソナルアシスタントの存在。とある平日に同行し、アシスタントチームのマネージャーである中田了介さんと、亮佑さんの父親で社会福祉学者の岡部耕典さんにお話を聞きました。
知的障がい者の一人暮らしをサポート。24時間体制の介助「パーソナルアシスタンス」とは?
グループホーム職員さんの研修日記から
社会福祉法人南高愛隣会さんから、グループホーム職員さんの「研修日記」ご紹介します。記事には写真も掲載されていて、生活の様子が知れる内容になっています。
グループホームとは、利用者さんが住む家のこと。しかし、施設のようなものではなく、一人暮らしや夫婦、パートナーとの暮らしを送っている。利用者さんの年齢は、20代から84歳まで幅広い。
研修日記 グループホーム (HOMEさいごう・HOMEたいしょう
知的障害のある人の一人暮らしは、みんなで支える
知的障害のある人の暮らし、いかかでしたか?また、どのようなイメージを持たれましたか?
今後も改正障害者総合支援法の動向を見ながら、その都度、情報収集をしてゆきたいと思います。
発達障害のある人の一人暮らし家計収支は、リタリコナビさんの記事が良かったので参考にされて下さい。